法相宗総本山「興福寺」を訪ねて
久しぶり冬の奈良を訪ねました。
「時間にとらわれずに、ゆっくり拝観」を目的に欲張らない旅です。
一日目は「興福寺」
貫首の「おすすめ拝観ルート」に従って拝観しました。
猿沢池のほとりを歩き、五十二段の石段へ
「五十二段の意味」
仏門に入る修行の階段が五十二段とされ、善財童子が52人の知識人を訪ねて廻った故事に由来
南栄堂は江戸時代に再建され、日本最大の八角堂で、不空羅索観音菩薩像(国宝)を本尊とし、西国観音札支所となっている。
五重塔(国宝)
三重塔(国宝) 鎌倉時代初期の再建 興福寺に現存する最古の建物
更に三重塔(国宝)を北に進むと北円堂(国宝)、五重塔(国宝)へ向かうと東金堂(国宝)へ
北円堂(国宝) 日本に現存する八角堂のうち、最も美しいと賞賛されてされている
無著像(国宝)と世親像(国宝)などが安置されている 春・秋に開扉
無著像は別世界を見つめているようで、いくら目線を合わせようとしても合いません。
世親像は仏像を極めようとする険しい表情をしておられるそうです。
東金堂(国宝) 興福寺の本堂である中金堂の東にあることから東金堂と呼ばれる
726年聖武天皇が叔母の元正太上天皇の病気全快を願って造られた薬師如来坐像を本尊とする 5度の被災、再建を繰り返し、今の建物は1415年に再建
中金堂 藤原不比等が興福寺の最初の堂宇として和銅3年710年の平城遷都と同時に創建
創建より6回の焼失・再建を繰り返し、1717年に焼失後は財政的な問題により1819年に規模を縮小した「仮堂」を再建 その後は老朽化が進み、2000年に解体
2018年に再建落慶を迎え、創建当時の様式で復元
最後に「国宝館」へ
千手観音菩薩立像(国宝)を中心に天平時代の阿修羅像(国宝)、鎌倉時代の金剛力士像(国宝)・天燈鬼・龍燈鬼立像(国宝)など仏像を拝観
猿沢池 水鳥がゆったり泳いでいます
お昼は「とろろそば」、「天ぷらそば」を頂きました 関西風の優しい味でした
この日だけで16000歩ほど~
流石にホテルまでは歩いても行けますが、送迎バスを利用しました。
奈良ホテル どんな雰囲気のホテルか、これも旅の楽しみの一つです
欲張らず、時間を気にせず、ゆったり巡る旅もとても良いですね。
社寺仏閣を訪ねる楽しみの一つになります。