地上のさつま芋・土アケビ
朝の冷え込みにゾックとして、ストーブが恋しくなる季節が近づいて来ました。
秋に山に出かけた際、木々の中に「真っ赤なさつま芋」のようなものが茎に沢山付ています。「何だろう?」と思い、地元の人に尋ねました。「土アケビといい、焼酎に漬けます。」と言われ、少し持ち帰りました。
調べてみるといろいろなことが分かりました。(要約ですが紹介します。)
「土アケビ」は森林内に生育する「ラン科」の植物。
葉が無くて茎を含めて全体が真っ赤です。光合成を行う葉を持たず、養分のすべてを共生菌に依存している植物です。薬用酒の材料に使われます。
初夏に花茎を地上に伸ばし、50~100㎝。枝の先に花を咲かせます。花は3㎝近くになりかなり大型でクリーム色で肉厚。
花は正しく「ランの花」です。果実からは想像もつきません。
秋になると真っ赤な果実が成熟します。
見つけたときは「地上のさつま芋」に見えました。