ギャラリーNOZU

日々の出来事を紹介します

約190年前の古民家を新潟より愛知県瀬戸市に移築再生して開設しました。 陶芸やガラス工芸、染色や織りなどの作品の展示を開催します。 名鉄尾張瀬戸駅から徒歩10分。 近くには瀬戸市美術館、瀬戸市文化センター、新世紀工芸館、瀬戸蔵などがあります。 駐車場は市営駐車場をご利用ください。(1時間無料でその後は1時間ごとに100円) 尚、「ギャラリーNOZU」の詳細につきましてはリンク「ギャラリーNOZUのご案内」や「ギャラリーNOZUの催事の様子」をご覧下さい。

「みのむし」のバッグ



 今年は3月に入って、雪が積もりました。

 春の気配が感じられるのに、我が家の庭も銀世界になりました。
幸い、道路には積雪がなく車の運転には支障がありませんでした。

 木々を見ると芽吹きが始まり、梅の花も咲き始めました。
ふっと、昔は木の枝に蓑虫がよくぶら下がっていたのを思い出しました。
私の祖母は蓑虫を集めて、バッグや財布を職人さんに作って貰って大切に使っていました。
その「みのむしのバッグ」を祖母の形見として私も使っています。
着物を着た時に重宝しています。半世紀以上経っていますが、違和感なく使えるのが嬉しいです。昔の人の「みのむしの蓑」を使うという知恵には感服します。




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                                 3月10日の雪景色





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         木々の葉の上には沢山の雪が積もりました。






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                                          みのむしのバッグ






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      50年以上経っていますが、金具も錆びたりしていません。






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               バッグの側面






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               バッグの底





 使い捨てではなく「お気に入り」を何度も修理して大事に使う時代を生きた明治生まれの祖母。扱いが丁寧だったので、今でも使えます。
物が溢れている時代ですが、祖母の生き方を見習いたいと思います。